イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
私の部屋の前でストップした拓斗君。
『はぁ…お前さぁ……ここに来たばっかで、初対面の男の部屋に入るって、どーゆー神経してんの?』
胸が少し、ズキッとした。
言い方が少しキツい拓斗君の言葉が、まるで“迷惑”そう言われてるみたいで。
『まぁ…入りたいんなら入れば?
綾斗、お前の事気に入ってるみたいだし、兄貴とか面倒見いいから、入りたいんなら入ればいい。
…けどな、男の部屋に簡単に入ろう何て思わない方が良い。
俺の部屋にはぜってぇ来んなよ?
……そーゆーのマジ迷惑だから。』
……やっぱり…迷惑だよね…。
悲しみで胸が痛む。
やっぱり、来ちゃダメだったんだ…。
目から、何か熱いものが溢れた。
…見られちゃいけないっ…。
こんな姿見たら、また迷惑がられる。
『ごめっ…なさいっ……!…』
素早く一礼して、涙を隠すようにうつ向いて、私は部屋へと戻った。