イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
○私がそんなに嫌いですか?
***
今日の朝は目覚めが良かった。
いつも以上にリラックス出来たし、悩み事が減って肩の荷がおりたって言うか。
綾斗君と一緒にリビングへ向かうと、拓斗君と優斗君と目があった。
「あれ、綾斗…機嫌なおったんだな。」
「機嫌って言うか、悩んでただけ。」
「ふーん、綾斗でも悩むんだな。」
「悩みますよ、そりゃ。」
いつも通りの会話だ。
梨恵ちゃんの事はまだ二人には言ってない。
だから、今言う。
「あの、二人ともに言わなきゃいけない事があって。」
「「なに?」」
「綾斗君から聞いたんだけど、梨恵ちゃんが3人が私に近付いたり関わったりしたら…私に最低な事してやるって言ったみたいなの。」
一瞬まわりが無音になったような感覚がした。
私が思ってる以上に二人は驚いてる。
「だから言ったじゃん。アイツは裏表あるやつって。」
「まぁ、最低な事したら許すわけ無いけど、だからってこの関係を絶つのはごめんだね。」
「だよな。気にすんな、いつも通りで良いだろ。」
やっぱり、信じて良かった。
…二人もそう言ってるから、やっぱりそうなんだよね。
私も関係を絶つのはイヤだよ。
そうだよね、いつも通りで良いんだよね。
やっぱり、気にしない方が良いんだ。
だから、いつも通り3人と仲良くして
いつも通り梨恵ちゃんと仲良くすれば良いんだ。
ありがとう、3人とも。