イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
「もうそこの3人は消えてよ。」
男たち3人は、綾斗君の言葉を聞いて体育倉庫から走って逃げていった。
「梨恵ちゃん、ほら言いなよ。聞くよ、言い訳。」
言い訳って…、
睨む梨恵ちゃんは、いきなり私を見た。
……何…怖い…、
「あんたが悪い。あいつらも……皆ムカつくっ…!!」
え…?
「ほんとウザいよ。綾斗は私のなのに。
のこのこ転入してきて気に入られてさぁ!!」
「はい、言い訳はそこまでね。もう俺たちに関わらないでね。ムカつくから。」
あ、綾斗君言い過ぎなんじゃ…、
そう思ったときに、静かに黙っていた優斗君が私を抱き上げた。
ボロボロの制服の上に綾斗君は自分のシャツを私に優しくかけてくれた。
「……ありがとう…。」
「うん…ごめんね……。」
涙を流す梨恵ちゃんを無視した3人は体育倉庫から出た。
……梨恵ちゃんの泣いてる所…初めて見た…。
大丈夫かな……梨恵ちゃん…。
いくら私に最低な事をしたからって、
それでも梨恵ちゃんは私の友達だよ。