イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
●この選択は正しいのですか?
***
たどり着いた場所は、あの秘密の部屋。
文化祭の劇の方は代理役に任せた見たいで、問題ないとの事。
……それにしても…、
「あの、何か替えの服とかないかな…?」
さすがに、この格好は……ね。
シャツをかけてくれたとは言え、綾斗君のだし……、
「あー…、ポロシャツあるから、それ使いな?」
そう言って、優斗君は自分の予備のポロシャツを貸してくれた。
メンズ用だからか、サイズはかなり大きい。
だけど、シャツよりかは透けないし、これと言った問題はなかった。
「……でも、綾斗君…あれは言い過ぎだったんじゃ…?」
「ん?…あぁ……でも、さすがにあれはムカついた。していい事と悪い事がある。」
最もな事を言われたら言い返す事が出来ない。
綾斗君の言ってることは正しい。
今だから分かる事だけど、きっと私の足を怪我させたのは梨恵ちゃん…。
自分の手を汚さないようなやり方が正直許せないけど……、
嫌なら………嫌ならイヤだってはっきり言ってほしかった。
「うん、俺らもあれには驚くな。」
「俺も同感。」
……二人とも…。