イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
私がやって来た所は校長室。
……さっきの事件があったからか雰囲気がよけいに重く感じる。
私の後を追ってきたのか、3人がこちら側へやって来た。
「……私、これが正しいのか良く分からない…。」
「……うん、でもゆずちゃんのしたいようにすれば良いと俺は思う。」
優斗君の優しい言葉が私の心に染みていく。
………うん、きっとこれが正解なんだ。
私はゆっくりと校長室のドアを開けた。
「失礼します。」
校長室に梨恵ちゃんの姿はない。
少しだけ、安心した。
だけど、
「あぁ、四人とも。ちょうど良かった。
話したい事があってね、良いかな?」
校長先生がいつにもまして…真剣な顔をしてる。
…多分、誰もがあの事件の事だって分かってる。
「「はい。」」
座るよう促され、私たちはソファに腰掛けた。