イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
すぐに、涙を袖で拭く。
『ゆずちゃん……ごめんね、拓斗が…』
『っ…う、ううんっ!!大丈夫だからっ!!明日っ……明日このお家から出ていくからっ。
やっぱり迷惑だよねっ……。
だから……明日…このお家出てく、から…。
今日1日だけ、お世話になります…。』
優斗君が一瞬、悲しそうな顔をする。
『何言ってるの……ずっと…いて良いんだよ…?』
『だけどっ…迷…『違うよ。』
『俺も、拓斗も綾斗も…迷惑だなんて思ってないよ。拓斗は口悪いけど、迷惑だなんて思ってないよ。』
嘘…。
だって、私…迷惑って……。
『拓斗はただゆずちゃんが心配だっただけ。
本当の事言えない不器用な奴だけど……わかってもらえる…?』
うつ向く私に近づいて、優斗君はしゃがんで私と同じ目線にした。
温かい笑顔で心地良い手のひらが私を包み込んだ。
我慢していた涙が頬を伝う。
我慢していた嗚咽が口からもれる。