イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
「うん…っ…ずっと…起きてた…、」
私の返答を聞いて優斗君は少し顔を赤くした。
キス…したのはどういう気持ちから…?
私の事が好きだから…?
『俺だけを見てくれたら良いのに。』
さっきそんなような事を言ってた気がする。
……そう言うって事は私が好きなのかな…?
そう思えば思うほど、胸の鼓動がどんどん速くなる。
「そっか……何か恥ずかし…。」
手の甲で口を隠す優斗君。
「……それより、ゆずちゃんは何で泣いてるの?」
……優斗君が好きで、それが何だか切なくて…。
……何て言えば良いんだろう…。
「……分かんない…。」
咄嗟に出た嘘の言葉。
……多分私は好きって気持ちがバレるのが、まだ怖いんだ…。