イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
あぁ……ダメだもうこれ泣く。
不安が押し寄せる。
優斗君は私を好きだと言ったよ。
だけど、私はそれに返事が出来なかった。
優斗君がそれを振られたと勘違いしていたら?
この女の子の告白を「うん」って答える?
優斗君の返事聞くのこわい。
そう思ったとき、思わず私は行動に出てしまった。
思いきり扉を開けてしまった。
涙でぐしゃぐしゃな顔なのに、こんな姿見せたくないのに。
取られたくない一心から出た行動だった。
「ゆ……優斗君は私のです…っ…。」
嗚咽のまじる泣き声で、とんでもないことを口にしてしまった。
でも今は、恥ずかしい何て思わない。
優斗君の驚いた顔がぼやけて見える。
「優斗君はっ……あげません…っ…」
女の子の顔はしっかり見れないけど、不安と緊張で震える足と手をどうにか力を加えて抑え込んだ。