イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


担任の先生がご褒美だとくれたチョコーレート。

箱詰めにされた大量のチョコは皆で食べれば数分で空っぽになってしまう。


***


片付けも終り、皆がぞろぞろと帰っていく。気付けば担任の先生も居なくなっていて。


今、この教室内にいるのは私と綾斗君の二人だけ。

私たちもそろそろ帰らなきゃな、そう思いながら窓に寄り掛かっていた私はゆっくりとスクバを手にした。

だけど綾斗君は、


「まだ帰らないよ。」


そう一言口にして私のスクバを取った。

別に怒っているわけじゃない。

すると綾斗君は、息なり私を引き寄せると耳元で囁いた。



「二人きりだからってそんな変な想像してるとほんとに危ないよ?」




…え?
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