イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


「ご、誤解を招く言い方はよろしくないかと……思われます…。」


何だか腹黒綾斗君は調子狂う。
逃げ場のないこの状況は、簡単に言ってしまえば綾斗君の思い通りに出来てしまうと言う事。


「残念だけどゆずちゃんの期待してるような事はするつもりないよ俺。」


妖艶に微笑む綾斗君。
私をいじめて楽しんでいるような…そんな表情(かお)。


「と言いたい所だけど、大正解何だよね。」


……え?

瞬間、綾斗君は私の唇に……、







あれ?キスされてない?
でも…視界真っ暗…。

すると、綾斗君の声が。


「何待ってるの?焦らされるのも悪くないでしょ?」


うぅ…。


「ちゃんと自分の気持ち伝えないと俺分かんないよ?」


さらに爆弾を落とす綾斗君。


「“ゆず”からしてくれたら俺も答えてあげる。」


胸が一気に締め付けられる。
初めて、綾斗君から“ゆず”って呼ばれた。


…今の綾斗君のキャラ…悪くない。
むしろ好きかも知れない…何て思ってみた。


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