イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
何も言わずただ私を見つめる綾斗君。
無言の圧力だ。
「す」の言葉を小さく出してみた。
綾斗君は私の手を自分の頬に添えさせた。
あぁ…綾斗君の顔も…熱い…。
私だけだと思ってたけど、綾斗君も同じなんだ…。
そして私は遂に口に出してしまった。
「好きです…綾斗君が…、」
何かを企むような少し意地悪なクスリとした小さな笑い声。
「…どうしようもなく……好き…」
気付けば私は、もう一方の手を綾斗君の頬に添えていて。
「他にまだ、やることあるでしょ?」
そう言って、何かを誘導するように綾斗君は軽く身をのり出して床に手をついた。