イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
中は、机やじゅうたん、ソファ、キッチンにパソコン、お手洗い等いろいろ揃ってて………
誰かのお家にいるような感覚だった。
「…お、優斗来た……って…お前……」
声のする方へ視線をやれば、ソファに座ってる拓斗くんと綾斗くんがいた。
「……お前…ここの学校に転入したのか……?」
「う、うん……。」
な、何か……私、拓斗くん苦手…かも。
前に酷いこと言われてから…少し……。
「ゆずちゃん?!……ゆずちゃーーん!!!!!!」
私に気づいた綾斗くんは、私の方へ走ってきて息なり抱き締めた。
え?!…ど、どうなってんの?!
抱き締められてる?!
「あー…会いたかったぁー…。」
ぎゅっと抱き締める綾斗くんから少しだけ爽やかな香水の香りがした。
「……おい。綾斗やめろって。離れろ。」
拓斗くんが冷たく言い放つと、名残惜しそうに綾斗くんが私から離れた。
「ゆずちゃんは綾斗と同じクラスみたいだね。まずは、この学園へようこそ。
この部屋は、俺たちだけしか使ってない。ゆずちゃんもこの部屋使って良いからね。」
「あ、ありがとう。」
優斗くんが優しく説明してくれる。
それに対して笑顔でお礼を言うと、優斗くんの頬が少しだけ赤くなるのが分かった。
……何で、顔赤いんだろ…。
「俺、ゆずちゃんと同じクラス何てラッキー♪今日から真面目に授業受けよー♪」
「ふふっ。」
綾斗くんって何か可愛い…。
「同じ学校とかマジ迷惑何だけど。」
「……。」
相変わらず、拓斗くんは冷たいな~…。