イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
目を覚ますと、見覚えのある顔が三つ。
……優斗くんと拓斗くんと綾斗くんだ…
「「あ。起きた。」」
三人がいるってことは、もう学校が終わってる時間帯って事か……。
「おはよう……。」
「おはよ。顔色はさっきよりも良くなってるね。やっぱり心配で、三人で学校早退してきたんだ。」
「………はい…?」
え?早退?
わざわざ……私のために……。
別に良かったのに……だけど嬉しい。
「俺たちがずーっとついてるからね♪
だから、寝ても大丈夫だよー♪」
「うん。ありがとう。」
「早く風邪治して、俺たち皆でまた登校しよーぜ。」
「うんっ…。」
三人に温かく見守られながら、また目を閉じる。
あ……やっぱり、三人がいると、いないとでは全然違うなー……。
安心感が出てくるんだ。
また……寝れそう…。
薬のおかげで少しだけ軽くなった体。
寝返りがうちやすい。
今度は、さっきよりも気持ちよく深い眠りにつく事が出来た。