イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
「ねー、お昼ご飯出来たけどー。」
優斗くんがそう言いながら、私の部屋に入ってくる。
優斗くんは私と目が合った瞬間に駆け寄ってきて、
「ゆずちゃんどうしたの?!また熱上がってきた?!顔真っ赤じゃん!!」
私のおでこに優斗くんのおでこがくっ付けられる。
あぁ……私、死にそう……。
キュン死しそう…。
「熱はないみたいだね……じゃぁ、何でそんな顔が………、あーやーとー!!!!」
「兄ちゃんまで何で怒るの?
俺ちゃんと看病してたんだよ?」
「ねぇ、分かってる?ゆずちゃんは風邪なの。どうせおでことかにキスしたんでしょ?………もう、ダメだって。」
優斗くんがため息をつきながら頭を抱える。
綾斗くんはシュンとしてて。
「ゆずちゃん大丈夫?ごめんね、綾斗が。」
「う、ううんっ……大丈夫っ…綾斗くんはただ私に元気をあげたかっただけなんだよね…?」
一応綾斗くんをフォローしたつもりだったんだけど…、
「え?違うよ?ゆずちゃんにキスしたかったからしただけー♪」
綾斗くんはどこまで正直なんだ…。
私のフォローは全く意味がなかった…。
はぁ……でも、風邪になるのも悪くないな……
なーんて。