イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
●この気持ちは嫉妬ですか?
「……甘…。」
「……へ…?」
あ、甘い……?私が…?
「お前甘すぎ。……もっかい食わせて?」
私の腕をぐいっと引っ張りながらそう甘く囁く拓斗君。
きっと、風邪だから頭がおかしく……、
「ほら、早く。ゆず。」
「……っ…。」
また、キスされる…。
今度はお水飲むとかそーゆーのじゃないから…。
どうにかしてこの場から去ろう。
私は、沸騰状態の頭をどうにかフル回転させ逃げる方法を考えた。
あ。
「私っ…優斗君の部屋に行く約束してたんだった…!!行かなきゃっ。じゃぁねっ。」
いそいで部屋から脱出し、拓斗君のドアにもたれ掛かる。
……拓斗君の部屋は危険だ…。
もう……風邪の時の拓斗君には注意しなくちゃ…。
グルグルする頭をいったんリセットして約束通り私は優斗君の部屋へと向かった。