イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
***
「ゆずー、早くしろよー。」
玄関から拓斗君の声が聞こえた。
その言葉に返事をする。
…うー…ヤバイ…。
お財布なくなっちゃったー…。
お財布ないと飲み物買えないよ…。
今日の総合運勢36点だったし…ついてないかも…。
「ゆずちゃんどうしたの?」
心配したのか、3人が私の部屋まで来てしまった。
「ご、ごめん…お財布なくしちゃって…」
「えっ!?」
もう…本当にどこいったんだろ…。
時間がたてば勝手に出てくんだろうけど…、
「学校遅刻するから、早く行くよ。
お財布はなくて大丈夫。飲み物代とか俺たち出すから。」
「優斗君…ありがとう…。」
良かった…。
これで安心して3人で登校出来る…。
借りたお金は明日にでもちゃんと返そう。