イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
「電話、出ないの?」
「んー…出ない。」
そう返事をしながら私は目を閉じた。
風が気持ち良い、空が青い。
「あの時も……晴れだった…。」
パパとママが事故に遭った時も今日みたいに晴れだった。
無駄に空が明るくて、青くて…―――
そして、今みたいにしょっぱい味の滴がたくさんほほを伝って…、
「ゆず。」
「…ご、ごめん……。」
たけちゃんの前で何度も涙流して泣いたことあるけど、今の涙は見られたくない…。
「大丈夫、俺いるし、な?」
不器用なたけちゃんは私の頭をクシャリと撫でた。