イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!


何かさっきのたけちゃん変だったな…。
制服をととのえながら、そんな事を考えていた。


すると、コンコンとドアのノック音。


「ゆず、あのさ家帰らなくても平気?」


あ…、そっか……家帰るって言ったんだった…。

今の時間帯だと、もう帰った方が良いよね…。



「そうだね、家帰るって言っちゃったし……もう帰った方が良いよね?」


「うん、そうだね。家の人急な泊まりで心配してるかもしれないし。」


「うん、分かった。」



3人とも、怒ってないかな…。
だ、大丈夫だよね。たかが泊まりだもん。






たけちゃんとたけちゃんのお母さんの見送りで私は家へと戻った。


…何か昨日の出来事を振り返ってみて思ったけど、あんなので傷付いてた自分が何だか馬鹿らしくなってきたよ。


何か、おっかしい。


何であんなので傷付いてたんだろ。
気持ちを落ち着かせたのが良かったのかも知れないけど、もう全然気にしてない。



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