彼と私の問題点を考える
ずっと考えていたこと。


仕事の途中も何て切り出そうかと悩みに悩んで先輩には叱られた。


大学生になった光輝が悪いわけじゃない。


光輝がどんな生活をしていようと、本人の自由だ。


それでもやっぱり、生活のすれ違いが出てくる。


私が疲れて布団にいる時に光輝から楽しそうなお泊まり会の写真が届く。


仲のいい女の子の家でお酒を飲む光輝たちは、キラキラしていて、そんな写真を見るたび私は距離感を感じていた。


私とは生活する場所が違うと、何年も思ってた。


きっかけなんて些細なことだった。


今では覚えてないくらいに小さなことだった。


行動に移さないとダメだと思ったのが私の誕生日だっただけで、特にそこに特別な感情はない。


少なくとも光輝も、私と同じことを考えていたと思う。

 
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