私の初恋は人気者の君。
「ごめんね、早見さん。こいつなんかに
勉強教えても得する事ねえーと
思うけど、まあ見てやってね」
「ちょ!斗真wてめーw」
私はにこにこ笑う桐谷くんに
少し笑いながら頷いた。
「あ、そういえば俺、明日学校休むから
担任にはテキトーに言っといて」
「わかってるよ。こっちのことは
任しといて」
さっきまでにこにこしてた2人は
突然真剣な表情をして何かについて
話し始める。
「え?桐谷くん、明日休むの?」
私の声に2人は振り向き
そして同時に目を逸らした。
え。なんか変な事言ったかな?
「うん、ちょっとね」
それで話題は変えられた。