私の初恋は人気者の君。
君の笑顔
次の日、桐谷くんは学校に来た。
いつもどうりきらきら笑顔で
また皆の中心にいて。
あの笑顔の裏にどんな悲しみが
隠れているのか皆は知っているのかな。
「凛々花?どうしたの?そんな
悲しい顔して」
気づいたら七海が隣で顔を覗きこんでいた
「あ、ううん、ごめん。
ちょっと今日曇ってるから元気
でなくって」
私は七海に嘘をつき窓から空を見上げる
フリをした。
「わかるよ、その気持ち!でも聞いて?
今日夕方から雪降るかもだって」
「え?雪…?」
こんなに曇ってるのに雪なんて
降るのかな。