私の初恋は人気者の君。
君に近づけた訳
桐谷君の席は私の席の斜め右。
時々、桐谷君の周りに集まる人達が
私の机に座ってたりする事がある。
今日もクラスメイトの本田君が座っていた
別に嫌とかそうゆんじゃない。
ただ本田君が座ってるのをボーっと
七海と話しながら見てただけ。
そしたら
「こら、流星。早見さんの机の上に
座ったらダメじゃん」
どき
私は突然自分の名前を呼ばれて
我に返った。
そしたらなんと桐谷君が本田君に
机に座るなと注意をしてる。
私は名前を呼ばれた事にテレて
もじもじしてると
「ほら早見さんに謝って」
そう言いながら桐谷君がこっちを見た‥‥
どきどき
どうしよう…今、あの桐谷君と
目が合ってる…。
「早見さん、ごめん!」
本田君が私に謝った事に気づき
慌ててペコっとお辞儀をすると
桐谷君はニコッて笑って
また話の続きを喋り始めた。