蒼風
2階の部屋に潜んでいる敵を見つけ、剣を振る。


すると、


跳ね返された。


地味に強いぞ。


距離をとる。


よく見ると右足を負傷しているようだ。


動きが鈍い。


ということは‥


ザシュッ。


え?


「空丸!大丈夫?」


『凛太朗!?』


あたしが斬りこもうとする前に斬ったのは凛太朗だった。


「ここはいいから!上に行くんでしょ?行って!人数足りてないと思うから!」



『ありがとう!』


凛太朗の言葉に甘えて上へと急ぐ。


総司を探さなきゃ。


総司の事だから1人で戦ってそうだし。


そう思い、3階を目指して階段を上る。


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