蒼風
「で、誰の部屋に?」


「まだ、完璧に疑いが晴れたわけではない。誰かの部屋にいるのがいいだろう。」


なるほど。


ようするに怪しいことをするなと‥。


「ふーん。で、どうすんです?」


「沖田、お前が連れて来たんだ。お前の部屋に連れて行け。」


「えー。なんで僕なんですか。こんな変な子の面倒みれませんって。」


「書類ほっぽりだして巡察にいってたのは何処のどいつだ?」


「‥‥‥‥。はーい。わかりましたー。」


いやそこまで変人扱いしないでよ。


「ほら行くよ華ちゃん。」


『あ、はい。』


そう言って立ち上がろうとしたら‥


急に目の前が真っ暗になった。
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