蒼風
「えっと次を右です。」


『ちょっ。待って。』


「空丸ー。疲れるの早すぎ‥。ちゃんと稽古してるの?」


総司はともかくなんで雪まで平気そうなんだ。


雪の家は言うまでもなく、山奥にある。


要するに険しい坂道を登るわけで‥見事にあたしは疲れた。


「だ、大丈夫?」


あぁ。雪に心配されるなんて。


『うん。大丈夫だよ。』


「ふふ。空丸ってば稽古増やされるね。」


総司め‥。


それからさらに山奥に進むことになった。
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