蒼風
ん?朝‥?


そう思い目を開ける。


「あ、起きた?おはよう。って言っても夜だけど。」


『おはようございまって夜ですか?』


「うん。華ちゃんってば急に倒れるんだもん。びっくりしたよ。それから丸一日寝てるってわけ。」


寝過ぎじゃないか自分‥。


『すみません。』


「まぁ疲れてたんじゃないのー?」


『ここまで運んでくれたんですよね。ありがとうございます。』


だってあたし布団に寝てるし。


「うん。重かった。」


そう言ってニヤリと笑う沖田さん。


慌てて起き上がる。


『え、重かったですか。』


女子としてショックなんですけど‥。


レディーに言ってはいけない言葉だろっ。


果たして自分がレディーにふさわしいのかはわからないけど‥。


「なんてねー。冗談。それより、元気になったんならお風呂とか入る?服とか着替えたいだろうし。」


軽く流された気がしなくもないが、お風呂には入りたい。


『はい!お風呂入りたいです。』


「案内するね。着いておいで。」


そう言われて沖田さんに着いていった。
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