蒼風
『総司‥。楽しそうだねぇ‥。』


意気揚々と準備をしてる総司である。


「だってー戦いだよ?」


「え?おにぃちゃんたち戦いに行くの?」


側で本を見ていた雪が驚いたように話しかけてきた。


ってか雪、本読めるんだ‥。


あの、ミミズはったみたいな文字読めるんだ‥。


ちょっとショック‥。


「そうだよー。」


『でも、雪は危ないからお留守番ね?』


「大丈夫なの‥?」


『うん。大丈夫だから!総司もいるしね。』


それに、この戦いは確か新撰組は表立ってない。


「そーそー。だから、いい子で待ってるんだよ?」


「絶対、無事で帰ってきてよね?」


まだ、心配そうな雪。


そっか、両親‥戦って亡くなったようなものだしね‥。


『うん!もちろん。』


そう言って雪を抱きしめる。


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