蒼風
『どうしたの?華?』


「空丸おにぃちゃん?」


『みんなで甘味処行こ?』


雪が瞳を輝かせ


「行く!」


『よし、じゃあ行こうか。』


雪かわいい。


「総司の奢りね?」


だってお金ないし。


給金は貰ってるんだけど、なんせ袴と刀を買ったからね。その辺の借金返済になってるからお金ない。


「言い始めたのは華なんだから華の奢りでしょ?」


『お金ない。』


笑顔で言い放ってあげた。


「そうだった。借金返済にあてられてるんだった。」

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