The Fool−修正版−
変な食べ物を食い尽くし、一休みしている時にミロクが何やら人をたくさん引き連れてやってきた。
剣道着に袴、両腰には日本刀を付けている、白い長髪をオールバックにして後ろで結っている初老の男性。
黒いグローブを付けた赤髪の、姿知祈達より一、二歳年上の少年。
赤髪の少年より年上な、二十歳ぐらいの真っ黒なローブを羽織っている金髪の青年。
その青年の後ろに隠れて進むどこかの国の軍服を着た、これまた十八、九の少年。
ツンツンした緑髪の男と白いワンピースを着た黒髪の女性。
「紹介しよう。この人はゴザと言う人だ」
「よろしく」と、初老の男性が軽くお辞儀する。
「こっちの赤髪、金髪、軍服の奴らは順にマルス、ガリ、クレシェンだ」
「よろしく。マルスです」
「ガリだ。よろしくなィ」
「ちょいまてィ!!俺の口癖を盗るんじゃねィ!!」
「…………不幸ですね…」
「こっちのバカップルはヒューゴとウスナという」
「バカップルいうなィ!!」
「私はそれでもいいですけど、ヒューさんは駄目なんですか?…………不幸ですぅ………」
ウスナが上目使いでヒューゴを見るや、ヒューゴは、
「アーーウトーーーィ」
と言って鼻血を出してその場に崩れ落ちる。
「変な人ですね………」と姿知祈。
「……馬鹿なだけだと思うよ」と、マルス。
「…………僕、やっぱり影薄いのかな………」と、クレシェンがぼやく。
「………心配しなくていいよ、ここでは僕たちはおろか、ヒューやガリ兄ですら、使い捨てキャラらしいから」
マルスが慰める。
「ほんとぉ??ヤッター」
「…………」
変な人達だなぁ……と五人の少年達は思った。
剣道着に袴、両腰には日本刀を付けている、白い長髪をオールバックにして後ろで結っている初老の男性。
黒いグローブを付けた赤髪の、姿知祈達より一、二歳年上の少年。
赤髪の少年より年上な、二十歳ぐらいの真っ黒なローブを羽織っている金髪の青年。
その青年の後ろに隠れて進むどこかの国の軍服を着た、これまた十八、九の少年。
ツンツンした緑髪の男と白いワンピースを着た黒髪の女性。
「紹介しよう。この人はゴザと言う人だ」
「よろしく」と、初老の男性が軽くお辞儀する。
「こっちの赤髪、金髪、軍服の奴らは順にマルス、ガリ、クレシェンだ」
「よろしく。マルスです」
「ガリだ。よろしくなィ」
「ちょいまてィ!!俺の口癖を盗るんじゃねィ!!」
「…………不幸ですね…」
「こっちのバカップルはヒューゴとウスナという」
「バカップルいうなィ!!」
「私はそれでもいいですけど、ヒューさんは駄目なんですか?…………不幸ですぅ………」
ウスナが上目使いでヒューゴを見るや、ヒューゴは、
「アーーウトーーーィ」
と言って鼻血を出してその場に崩れ落ちる。
「変な人ですね………」と姿知祈。
「……馬鹿なだけだと思うよ」と、マルス。
「…………僕、やっぱり影薄いのかな………」と、クレシェンがぼやく。
「………心配しなくていいよ、ここでは僕たちはおろか、ヒューやガリ兄ですら、使い捨てキャラらしいから」
マルスが慰める。
「ほんとぉ??ヤッター」
「…………」
変な人達だなぁ……と五人の少年達は思った。