The Fool−修正版−
「イイ加減………燃エロヨ……」
「貴様も……いい加減………凍り付け………」
「すげぇな………ゴザに凍らされないとは…」
「なんでですか?」
闇出は怖ず怖ず、ガリに聞いた。
既に二人は人間に戻り息が荒い。
「ゴザの目、開いてるだろ?」
確かにゴザの目がつむっているような細くなく、蒼眼がきつく相手を睨み付けている。
「“アイシクル”…それがゴザの目、凍眼の別名。今は肢切の炎熱で相殺されているが本来は周囲をも凍らす程の冷気を持つ。直に見た者は動けない。蛇……いや、龍に睨まれた蛙となる、ゴザの切り札」
「美しくて動けないってことかい?なんとも素敵なことじゃないか」
「でも………相殺………されている……から……今回は………切り札じゃ……ないのかも……」
「神唄ちゃん、察しがいいね。ゴザは素で強いからな」
「戻ってこい、無明狼」
ゴザさんがそう言うと真上に貸した刀が飛んで来て鞘に収まる。
そして、両腰にある刀に手を掛け、目をつむる。
「……無明、無斬」
「貴様も……いい加減………凍り付け………」
「すげぇな………ゴザに凍らされないとは…」
「なんでですか?」
闇出は怖ず怖ず、ガリに聞いた。
既に二人は人間に戻り息が荒い。
「ゴザの目、開いてるだろ?」
確かにゴザの目がつむっているような細くなく、蒼眼がきつく相手を睨み付けている。
「“アイシクル”…それがゴザの目、凍眼の別名。今は肢切の炎熱で相殺されているが本来は周囲をも凍らす程の冷気を持つ。直に見た者は動けない。蛇……いや、龍に睨まれた蛙となる、ゴザの切り札」
「美しくて動けないってことかい?なんとも素敵なことじゃないか」
「でも………相殺………されている……から……今回は………切り札じゃ……ないのかも……」
「神唄ちゃん、察しがいいね。ゴザは素で強いからな」
「戻ってこい、無明狼」
ゴザさんがそう言うと真上に貸した刀が飛んで来て鞘に収まる。
そして、両腰にある刀に手を掛け、目をつむる。
「……無明、無斬」