週7で会いませんか?
よし、夕飯の準備!っと。
軽やかに階段を降りていると、
バタン。と玄関のドアが閉まる音がした。
「ただいまー」
「あ、おかえりーお兄ちゃん」
「お前今日バイト無いの?」
「うん無いよー明日は昼間までだけど」
「あそ。てか、明日家に大毅くるから」
え、え、え、、、?
今この人サラッとすごいこと言ったよね。
「父さんと母さん、明日温泉で一泊してくるらしいから。たぶん泊まり」
料理なんかしてる場合じゃない、
にんじんなんか持ってる場合じゃない!
大毅さんが
ウチに、、、くる、、!!
「そゆことだから、明日も夕飯よろしく」
夢かもしれない、これは。
でもほっぺたつねっても覚めないし、、、
放心状態だったわたしは、その日の晩一週間ぶりに一睡も出来なかった。