週7で会いませんか?
「まーね笑菜穂ちゃん彼氏はー?」
「いないですよっ好きな人は居ますけど、、、」
「菜穂ちゃんに好かれてるとか、その男うらやましい」
ふいに大毅さんがわたしの顔を覗き込んでくる。
「えっ、あ、の、、、」
その好かれてる人は、あなたです!!
って言ってしまいたい。
でも、まだ口に出して伝える勇気がない。
わたしは自分のひざ小僧を見つめながら、考えていた。
「、、上がったぞー、大毅入ればー」
優斗がお風呂から上がってきた。
「おっけ、じゃあ菜穂ちゃんお先に」
「どーぞどーぞ!」
わたしは大毅さんの後ろ姿を見ながら、
思った。
この人と釣り合うような人になりたい。