週7で会いませんか?
「菜穂さん?うちらの学校は3週間後にテストを控えていますね?」
教師口調で話す美咲。
「はい」
「そーこーで!大毅さんに勉強を教えて貰うのはどうでしょうか!!!!」
Vサインをこちらに突きつけてくるドヤ顔の美咲さん。
「いや、そんな迷惑だよ。大毅さんだって忙しいだろうし、、、」
「そんなこと言ってたら、取られるぞ〜!まずは行動!はい、メールして!」
机に置いてあるわたしのスマホを差し出してきた。
「わかった」
「”今週の土日空いてますかっ?”メールの文章はこんな感じね!」
「それ誰のマネしてんの」
「菜穂。」
「似てない」
「すんません」
「いーよっ笑、、、送信!」
今日は大学の講義かな〜?大毅さんはお昼の時間帯って何してるんだろ。
「なんか、すぐに返信来そうな予感。。。」
「まさか笑そんな早くこないよって、、、、来た。」
「ほらね〜??」
予言者だ、わたしの前に予言者ミサキがいる。
「土曜日空いてるよ!どうしたのー?だって!」
メールの文章からでも分かる爽やかさ。