週7で会いませんか?



「パスタとかどう?」


「いいですね!わたし作りまっ、、、」


やばい、


「どした?」


慣れない正座を長時間だったから、、、、


「足がしびれました、、、泣」


た、て、な、い。


「立てる?」


と手をわたしに差し伸べてくれる大毅さん。


「あっ、大丈夫でっ、キャっ!!!」


無理に立とうとしてバランスを崩した。


視界にはフカフカのカーペットがある予定だったけど、
わたしは予想外に目の前は紺色のパーカーがあった。


わたしは大毅さんの胸の中にいた。


「大丈夫?」


上から優しい声が降ってくる。


急いで大毅さんから離れる。


「す、すみません!!」


気がつくと、しびれがおさまっていた。


「わたし、パスタ作ります!今日のお礼に!」

気を付けをしながらビシッと決めて言った。

「お、お願いします」


わたしに気迫があり過ぎたのか、大毅さんは呆然としていた。


「冷蔵庫好きに使っていいよ」


「はいっわかりましたっ」



わたしはジャケットを脱いで腕まくりをし、手をしっかり洗ってからパスタ作りを始めた。




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