週7で会いませんか?
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「ごちそうさま!本当に美味しかった!」
「嬉しいですっありがとうございます!」
大毅さんはわたしが作ったベーコンのクリームパスタをきれいに完食してくれた。
「優斗が羨ましいよ、こんなに美味しいご飯毎日食べれるなんて」
「羨ましいだなんて、そんな、、、」
優斗は毎日当たり前のように食べてるからだけど、やっぱり美味しいって言われるのは嬉しいな。
「俺なんか自炊して長いのに、ぜんぜんレパートリーないし」
「いつから1人暮らしなんですか?」
「大学入ってすぐだから、3年くらいかなー」
「もし良ければ、レシピ教えますか、、、?」
料理のことなら役に立てるかも。
「あー、、、むしろさ、」
大毅さんが言葉をつまらせながらも、続ける。
「ご飯、作りに来て欲しい」
少し照れた表情でわたしを見る大毅さん。
そんなわたしは、、、口をあんぐりさせている。
空いた口が塞がらないとは、このことか。初めて経験した。