私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


『そういう素直じゃないところも、
可愛くて仕方ないんだよ。』


「…あっそ。」


『あ、照れてる。』


そう言って、私の耳元でクスクス笑うものだからびくっと身体が跳ねてしまう。


『感じちゃった?』


「……んっ、」


一方的に与えられる刺激に私は馬鹿みたいに反応して。


『声、我慢しなくていいよ。』


「……っや」


『兄貴達がいるから、さすがに
最後まではしてあげれないけど、』


ーー気持ちいいことしてあげる。


その言葉と、同時に与えられた甘い痺れは毒みたいに全身にまわっていく。


ーー夜はまだ始まったばかりだ。




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