私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


「今日の朝、言ってたからっ……」


嘘に気づかないで、お願い。

もしも気づかれて、電話があった事を知られて、その電話の相手のことが好きだなんて言われたら?


少なくとも“あの子”は、
隼に好意を寄せていた。


『そうだっけ?』


「そ、うだよ」


『(…嘘つくの本当へたくそ。)』


はぁー、とため息を吐く隼に何故だかびくり、と肩が震える。
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