私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


ーーAM6:30


「腰、痛い…。」


まだ薄暗い部屋で、ひとり呟く。

昨日の行為のせいで、私の腰はやられてしまったようだ。


『かおりー?』


ひょこっと、リビングに顔を出した隼に
びくりと肩を震わせる。

…今のひとり言、聞かれてないよね?


『腰のマッサージしてあげるよ。』


やっぱり聞こえてたかっ
この地獄耳め。


「…なんか隼が言うと
いやらしいことに聞こえる。」


雰囲気がエロいからだろうか。


『え?だって、やらしーこと
言ってるんだから当然でしょ。』


「…………。」


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