私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


『気持ちいい?』


「う、うん。」


『それは良かったです。』


私に跨る隼の笑い声が、上から降ってくる。


あんな事を言っていた癖に、真面目に腰をマッサージしてくるものだから拍子抜けしてしまう。

……いや、別にそういうことに
なるのを望んでいた訳じゃないからね。


《今日は、午後から弱い雨が
降るので傘を持って出かけましょう!》


テレビから聞こえてくる気象予報士の声に今日も雨なのか、と少しだけ気分が下がってしまった。
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