私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中

「しゅ、んっ……」


『うん。』


いや、うん。じゃないんだってば!


「朝ごはんっ、…いらないの?」


私の言葉に、動きを止めた隼は、最後に耳をカプリと噛んで、


『いる。』


そう言った。


「じゃあ、どいてよ。」


『もうちょっとだけ。』


隼は、わたしの上からどくと今度は横にゴロン、と寝転んですやすやと眠り始めてしまった。
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