私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中
『夏織。』
「わっ……」
ぐ、とその腕に引き寄せられて
私は隼の胸のなかへ。
『お願いだから、ちゃんとご飯食べて』
「……うん。」
『こんなになるまで自分のこと
追い詰めないで、俺に当たってよ。』
「…隼」
『ちゃんと話さなきゃって
思ってたのに、』
そこで辛そうに言葉を区切った隼。
『…怖かったのは俺なんだよ。
この事を話したら夏織が居なくなるような気がして、』
どくん、どくん。
心臓の音が速くなる。
『実はーーーーーー』