私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


ーーAM9:50


「……ねぇ、」


『ん?』


「……ナニシテルンデスカ。」


『服脱がせてるだけだけど?』


あれから私達は一緒のベッドで眠っていた訳だけど。

妙にお腹が寒いと思って重い瞼を開けてみれば、私に跨る隼が視界に入ってきたのだ。


「…お風呂入ってないし、やだって!」


制止の言葉なんて全く聞かずにぐ、と
シャツを首元までめくり上げてきて。



……誰かこの男に理性って言葉を
教えてあげてくれませんか。


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