私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


そのまま洗面所まで連れてこられたところで、私は床に降ろされた。


「ちょ、っと!」


『うん?』


「…自分で脱ぐからっ」


隼は、またしても私の言葉を無視して
シャツのボタンを上から器用に外していく。


『恥ずかしい?』


妙に色を含んだ瞳が私を射抜く。
口元には微かに笑みが浮かんでいて。


「べ、つに。」


『かーわい。』


頬を熱くした私に隼は満足そうに笑って、また手を進めた。


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