私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


『……はあー。』


ため息をつきたいのはこっちだ。


「、怒らないから言ってみて。」


『いや、絶対怒るって。』


そう言われると気になるのが、
人間ってやつなわけで。


「怒らないってば、」


『……じゃあ、言うけど……。

胸大きくなった?』


その言葉が口から放たれた瞬間、私は隼をめがけて大量のお湯を飛ばしていた。


『っちょ!怒らないって言ったじゃん』


顔をお湯でびしょびしょにした隼が、
不服そうにそう言う。

いや、だって。ねえ?


「……無言でいると思ってたら、そんなとこ見てたの?気持ち悪い。」


『そりゃ、男ですから。』






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