私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


ーーーAM7:20《隼side》


キッチンの椅子でエプロンのまま寝ていた夏織に、布団をかけて伸びをする。

窓から外を覗けば、そこは白い世界が
広がっていて。


『…うわ、寒そ。』


ホワイトクリスマスなんて、ロマンチックな考えが浮かぶより先に
寒さに対する嫌悪感が頭に浮かんだ。


『………。』



朝の静けさの中、自分のバックから取り出した“それ”を無言で見つめる。


< 187 / 224 >

この作品をシェア

pagetop