私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


『(…泣くかな、夏織。)』


いや、嬉し涙だったらいいけどさ。
もしも結婚が怖くて泣かれたら
情けないけど立ち直れる自信がない。


兄貴と冬子さんが、結婚した事で
少しは結婚に対する恐怖心は薄れてきたみたいだけど。


「…おはよ。」


かすれ気味の寝起きの声が聞こえてきて
とっさに“それ“をソファーの下に隠した。


< 188 / 224 >

この作品をシェア

pagetop