私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


ーーーAM7:50《夏織side》


「…はい、あげる。」


『ん?』


ぶっきらぼうに突き出したそれの中身が何か分かってるくせに、隼はわざとらしく小首を傾げる。


「隼、ケーキ好きでしょ?」


『うん、』


「だから、その作ったのよ、!」


『うん。』


なんなんだ。
さっきから“うん”しか言わない。
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