私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中

『ねー、夏織。』


「な、なに?」


何で今どもったのかって?
それはねー、隼がいきなり私の手を握ってきたからだよ。うん。


『ーーしませんか。』


「ん?聞こえなかったからもう一回」


私の言葉にやけに真剣だった表情が、ふっと崩れて。
隼は困ったように眉を下げて笑った。


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