私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中


『夏織は、結婚したい?』


「……分からない、」


隼が私の事を大切に思ってくれていることは、分かってる。分かってるのに。


『俺は夏織のことが好き。』


「……わたしも、好き。」


『じゃあ、結婚しよう。』


「え、ちょっと待って……」


明らかに狼狽えてしまった私を見て、
ふっと口元を緩めた隼。


< 194 / 224 >

この作品をシェア

pagetop