私の彼は、“キス恐怖症”。《SS更新中

『夏織?』


私の黒い髪を、指に絡める仕草は
息をのんでしまうほど妖艶で。


『どうして俺の目見ないの?』


「そ、れはっ……」


だって、見てしまったら


『ん?』


きっとまた逃げられなくなる。

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